まーしーのロンドン大医学部生活

University College London医学部6年生のロンドン生活、医学部での経験をお伝えします!(内容は個人の見解に基づくものであり、所属組織・その他団体と一切関係ありません)

お久しぶりです、6年生が始まりました!

以前の更新からかなり時間が空いてしまい、ご無沙汰しております…!

7月下旬に5年生の学年末試験が終わってから、一か月強帰国し、8月末にまたロンドンに戻ってきました。

それに伴い、7月に帰国する際に、2年生の時から4年間住んだフラットを引き払ってきました。

帰国中は、日頃よりオンラインのやり取りが主だった日本の先生方にご挨拶したり、初中高の友達と会ったり、家族と出掛けたりと忙しくしていました。

(日本の美味しいものもたくさん堪能しました…!!)

実家で丸一日ゆっくりできたのはたった一日でしたが、イギリスの医学部生活から離れて今後の進路について考えを深めるきっかけにたくさん恵まれました。

 

6年生の実習内容

6年生の実習はかなり人によってスケジュールが異なります。

私は現在、ロンドン中心から少し距離のある病院で実習をしながら、併設された寮で生活しています。

↑病院の寮はあまり期待できないと聞いていましたが、快適に暮らしています!

District general hospital(地方総合病院)という区分の病院で、UCL直属の病院より少し規模が小さい分、初期研修の先生方も医療チームの中心に入って働いていらっしゃる印象を受けます。

この病院には12月中旬までいる予定で、その間に外科1か月、内科1か月、救急1か月、慢性疾患ケア1か月というスケジュールで回っていきます。

その後2週間の冬休みを経て、バーミンガムに移動し1か月GP(かかりつけ医)のクリニックで実習を行います。

1月末にはロンドンに戻ってきて、選択実習の期間が1か月設けられています。私は4年次に実習していたUCL系列の病院の腫瘍内科で過ごす予定です。

2月末には最後の実習が終わり、3月初旬~中旬にかけて卒業試験があります。

 

6年生は初期研修の準備が忙しい

というわけで日々の実習もバラエティに富んでおり、何より引越が大変そうなのですが、並行して、来年7月開始の初期研修に向けた準備を進めています。

具体的には、

  • アプリケーションを通して働きたい地域の希望を出したり(出願コースによっては面接もあり)
  • Situational Judgement Test (SJT)と呼ばれる状況判断テストを受けたり
  • Prescribing Safety Assessment (PSA)という薬の処方に関するテストを受けたり

といった感じです。

私は最近初期研修は日本に帰る意思を固めたのですが、厚生労働省からの判断によっては卒業直後に日本医師国家試験の受験資格を得られないかもしれないため、イギリスの初期研修の準備も同時並行で進めています。

 

目の前のことをひとつひとつ頑張ります。

将来の進路・居住地も含め色々考えることが多く、また医学部+αで行っている活動も年度初めで忙しいですが、公衆衛生的な視点も持ち合わせながらイギリスの医学実習を有意義なものにできるよう、睡眠と食事を怠らず最終年度頑張ります!

 

↑年内にミュージカルや演劇を鑑賞する予定がいくつかあり、とても楽しみです。これは6週間限定で公演された美女と野獣のミュージカル!舞台演出が圧巻でした!!