まーしーのロンドン大医学部生活

University College London医学部6年生のロンドン生活、医学部での経験をお伝えします!(内容は個人の見解に基づくものであり、所属組織・その他団体と一切関係ありません)

学年末試験に向けて大詰め

今月頭まで続いていた消化器内科・外科での実習終了をもって、4年生のモジュールが全て終わりました。

医学部のアセスメントは大学によって時期や回数にばらつきがありますが、私が在籍するUCLの4年次では、今月下旬に対面形式の実技試験とオンラインの筆記試験があります。

UCLではすべての学年で年度末の進級試験しか試験がないので、この1年間学んだ内容が全て融合された状態で出題されます。

 

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↑最近お気に入りの紅茶。ビスケット味って??と思い興味半分に買ってみましたが、少しキャラメルっぽい甘くて香ばしい香りがして勉強のお供にぴったりです!

 

どうやって対策するか?

試験までの2週間は、まとめのオンライン授業を受けながら自分で試験範囲を復習する時間に充てられます。

また、コロナにかかってしまうと実技試験を受けることができないので、(強制ではありませんが)なるべく自宅で過ごして感染リスクを最小化するよう言われています。

私は自分でまとめたノートを更新するばかりで今まであまり見返してこなかったので、まずは自作のノートでインプットしています。

そのあと問題演習を行って、さらに抜けているところを洗い出したり新しい知識を入れたりしています。

また、実技試験では患者さん(役の教官)相手のコミュニケーションスキルもとても重要なので、友達とオンラインで問診や病気の説明等の練習もしています。

 

学生団体・有志が開催するチュートリアル

先月は、この夏に卒業した6年生が夕方から夜にかけて試験範囲をざっと復習するオンラインチュートリアルを開催してくれていたので、復習のペースづくりに活用していました。

本当は4月~5月ごろの卒業試験後の研修期間で、毎年多くの6年生が海外の医療機関へ実習に行くのですが、去年から海外渡航が難しくなったためイギリス国内の研修に切り替わっています。

その6年生の一部が、私たち臨床実習1年目の学生に向けて対面のセッションや実技試験の練習を企画してくれました。

今年は、COVID-19感染拡大により医学生を指導する時間を取れる医師の先生が少なかったため、Bedside teachingと呼ばれる、病棟の患者さんを回って問診や身体検査を練習し医師の先生からフィードバックを受けるセッションがこれまであまり実施されていなかったからです。

身体検査のテクニックを目の前で教えてもらいその場で実践すると、病棟で一人で身体検査の練習をしていた時に不安だった箇所を解消できるのでとても効果的と思いました。

 

試験開始まで残り1週間となりました!

イチゴや桃が美味しい季節が到来したので、息抜きしつつラストスパート頑張ります。

テスト終了までブログの更新は難しいと思うのですが、また8月から定期的にブログを更新していきます!!