国際開発学にも精通したい!
国際開発学とは、政治学、経済学、教育学、文化人類学、医学、、、、等多くの分野を学際的に扱い、複雑な開発分野の課題を解決していこうとするイギリス発祥の学問です。
興味を持ったきっかけ
私は、インドで国際バカロレアを履修していた時にGlobal Politics (国際政治)を履修していて、様々な国から集まったクラスメイトと今日の世界情勢について議論を重ねたり、ローカルとグローバルな視点を持ち合わせて現実世界を理論的に分析したりすることがとても面白いと思いました。
(試験はすべてエッセイ形式なので大変でしたが…笑)
私は将来低中所得国での医療に何らかの形で携わりたいのですが、医学だけでなく各国・各地域の社会的そして文化的な背景も理解して、医療における様々なアクターを巻き込んで活動できる医師になりたいと考えています。
多数の大学が集まるロンドンであれば、専攻しなくても開発学に触れる機会が見つけやすそうであるということも、私がUCLの医学部への出願を決めた理由の1つに挙げられます。
国際開発学を学ぶために、日本から(主に大学院レベルで)イギリスへ留学する方が多くいます。
日本人留学生の有志が運営しているIDDP(英国開発学勉強会)で、私は2年運営委員を、今年度は代表を務めているので、今回はこの学生団体を紹介します!
IDDPとは?
IDDP (Intercollegiate Development Discussion Panel:英国開発学勉強会)は2000年の設立以来、様々な開発分野で活躍される日本人講師をお招きして、毎月勉強会を開催しています。
例えば、教育、ビジネス、インフラ、そして私が最も興味のある国際保健や公衆衛生、といったトピックを扱っています。
通常はロンドンにある大学の講義室を使って対面で開催しているのですが、今年度はパンデミックの影響で完全オンラインで行っています。
勉強会後のパブ会が行えないのが残念ですが、オンライン開催の利点としては、
- 世界中で活躍されている講師の方をお招きできること
- イギリスと日本(またそれ以外の国からも)から参加者が集まること
が挙げられます。
今年度は、毎月の勉強会の他にも、イギリス留学にまつわる座談会を開催したり、キャリアインタビューを記事にまとめたりしています。
国際保健の勉強会を8日(土)に開催します!
私は今月の国際保健の勉強会企画を担当しており、
- アフリカの様々な国で保健マネジメントを行った経験をお持ちで「医療人類学」にも精通していらっしゃる、東京女子医科大学の杉下智彦先生
- スーダンとザンビアで医療を届けるために認定NPO法人ロシナンテスを設立された川原尚行先生
という本当に尊敬するお二人にお話しいただけることになりました!
パンデミックを受けて公衆衛生や保健の分野への注目がより一層強まるなか、社会における医療を見つめなおせる勉強会になると思います。
土曜日が今からとても楽しみです!